債権回収の解決事例:お金がない友人から貸金債権の回収に成功

1.     ご相談内容

 

ご依頼主様(60代/男性)はお金に困っていた友人に対する約200万円を貸しました。

一部については約半年後に返済されましたが、その後は債権回収が滞っていました。

 

本業に忙しいご依頼主様はついつい放置していましたが、手をこまねているわけにもいかず弁護士に債権回収の無料相談をしました。

 

2.     債権回収の無料相談

 

弁護士が無料相談でお話を伺うとご友人はお金がなく債権回収の困難が予想される事案でした。

ご依頼主様は過去にお世話になったご友人に強硬な債権回収ができず、弁護士に債権回収を一任したいご希望でした。

 

弁護士が資料関係を確認すると、貸付金債権の証拠は明らかであり、債権回収のポイントはお金がない相手方からどうお金を回収するかでした。

お金がない相手に法的措置等の強硬な債権回収手段を取ると破産等をされるリスクもあります。

 

また、相手方にお金がなく債権回収が不確実であること、債権回収できないのに高額な弁護士費用が生じるのではないかをご依頼主様は心配しておられました。

 

3.     弁護士による債権回収

 

3.-(1)  解決までの流れ

 

<本件のポイント>

相手方にお金がなく債権回収できないリスクがある

ご依頼主様は弁護士費用倒れにならないかをご心配

他方で、債権回収方法は弁護士に一任

 

本件では、ご依頼主様は何もしないわけにいかず弁護士に債権回収の無料相談をされましたが、債権回収ができないリスクは十分承知しておられました。

そのため、債権回収をどのような手段で行うか、分割払い等の条件も弁護士に一任するとのことでした。

 

そこで、弁護士は無料相談において弁護士費用の見積りとして完全成功報酬制をご提案しました。

ご依頼主様は、弁護士費用倒れにならなければ債権回収の方法は任せるとのご意向でしたので、受任の範囲・弁護士費用料率を協議して完全成功報酬制でご依頼をいただきました。

 

完全成功報酬制とは

通常ご依頼時に生じる着手金を無料とし、債権回収に成功したときに回収できた債権金額の10%から30%程度の報酬金を弁護士費用としてお支払いいただくプランです。債権回収に成功したときだけ弁護士費用をお支払いいただくので、弁護士費用倒れのリスクがありません。

 

3.-(2)  解決結果:分割払いでも継続返済による債権回収に成功

 

弁護士は債権回収のために内容証明郵便送付・電話による催促を行いました。

相手方はお金を払うつもりはあるが、手元にお金がないと話すばかりで債権回収が困難に思えました。

電話だけでは債権回収が進まないと判断した弁護士は、直接相手方に赴いて債権回収を行いました。

 

相手方に伺うと一括返済は困難であるものの、完全に生活が破たんしているわけではなく、少額であれば債権の返済ができそうな様子でした。

弁護士が直接債権回収に来たことに相手方は驚くとともに、元々支払いの意思はあるため分割払いは約束してくれました。

 

弁護士が直接債権回収に行ったことをきっかけに債権回収は進み、相手方と分割払いの合意書を作成し、継続返済による債権回収に成功しました。

 

4.     弁護士のコメント

 

弁護士が債権回収を行うときは債権自体に争いがあるものと、請求債権の存在は明らかで返済方法のみ争いがあるものがあります。

預金使い込み事案や工事代金・請負代金の回収事案は前者であり、診療報酬債権やお金がない相手方からの債権回収事案は後者となります。

 

相手方にお金がない債権回収の事案は、最も債権回収が困難な事例類型と言えます。

しかし、債権回収に強い弁護士であれば、このような場合も債権回収ができることもあります。

債権回収に成功するか分からない事案では弁護士費用倒れになることを心配される方が多いです。

そこで、事案の内容や債権回収方針に応じて、私たちは完全成功報酬制による債権回収をご提案することもあります。

完全成功報酬制であれば、債権回収に成功するまで弁護士費用が生じないので弁護士費用倒れのおそれがありません。

 

私たちは、債権回収で事案に応じて完全成功報酬制もご提案しております。

債権回収の弁護士相談や見積りは0円!完全無料です。弁護士直通の電話による無料相談も行っております。まずは無料相談のお見積りで完全成功報酬制が可能かや弁護士費用をご相談ください。